歌舞伎にも使われている色彩効果
歌舞伎俳優さんが歌舞伎役者の化粧について面白いお話をされていました。歌舞伎役者の独特な化粧法(隈取:くまどり)は、顔に描く血管を役柄により、色で使い分けられているそうです。
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善人です。(*^-^)ニコ
紅(赤)・・・勇気・正義・強さをもった役【善人】
藍(青)・・・スケールの大きな敵役【かたきやく】
茶・黒・・・鬼【おに】や妖怪【ようかい】など、人間以外の不気味な役
歌舞伎は難しいのかな?と、遠い世界だと思い込んでいましたが、このことを知ってとても身近に感じました。
「あっ、、善人!」とか「うわっっ悪人!」とか登場人物の隈取の色で分かると場面の内容を理解しやすくて面白いですよね!
実はこのように色で使い分けることを色の識別効果といいます。
私たちが普段よく目にしている識別効果には、地下鉄の路線マップや、トイレの男性(青)と女性(赤)、蛇口の温水(赤)と冷水(青)などに使われています。種類があるものを色で区別することで、見やすさ、使いやすさ、間違いを防ぐ効果があります。
まさか歌舞伎の役柄に色の識別効果が使われていたなんてびっくりです。
歌舞伎を見に行きたいと興味を持ちました。
色は色んな分野で役に立ってますね。
知れば知るほど色を使いたくなる!
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色彩戦略家®
池 田 早 苗
2020年06月18日 06:00