将来の夢に影響力を与えてくれたリカちゃんハウス
私はキレイなものが大好きです。
母に聞くと、もの心ついた頃から大好きだったそうです。
初めてリカちゃんハウスを買ってもらった4、5歳の頃、「こんなお姫様が住むようなキレイなお家があるなんて!」と夢をもったことがきっかけです。
小さい頃からインテリアに興味を持ち、広告チラシの家の間取り図が大好きでした。
デパートへ行くと家具売り場へ行き、好みの家具を見つけ、次はカーテン、次は食器、自分が着る洋服に至るまでイメージし、現実とは異なる自分の顔も可愛く想像し、父や母、兄も私好みに変身させて、空想コーディネートした理想の家の主人公になりきっていました。
小学校5年のとき、初めて与えれた自分だけの部屋は、和室で夢みていたものとは違い、かなりがっかりしました。
そこで少しでも自分好みに近づけたいので、襖をカーテンで隠し洋室風にアレンジしたり、色々工夫しました。
高校1年のとき、やっと自分の思い通りの部屋を実現できた嬉しさは今でも鮮明に覚えています。
家を建ててくれている大工さんからインテリアコーディネーターという職業があることを知りました。
思い通りの部屋にしてもらうために、学校から帰ると寄り道もせず、真っ先に現場へ行き、大工さんに部屋に対する想いを熱く語っていました。
その完成された部屋に買ってもらった、こだわった家具は今でも大切に使っています。
(写真は憧れてたリカちゃんハウスをイメージした私の部屋)
当然、夢のインテリア業界へ進むかと思いきや、バブル経済真っ只中の環境に流され、なんとなく付属短大、なんとなく就職、そのなんとなくOL生活9年目の変化のない生活のなか、気分転換に部屋のカーテンを替えてみたところ、幼少の頃、リカちゃんハウスを見たあの衝撃が走ったのです。